設立の背景
全ての人が豊かな心で生きていくために
企業課題を解決するためのDXの実績
当社は国内海外の中堅〜大企業のDX分野で成果をあげたメンバーで構成されています。私たちのサービスは数々の成功体験に支えられていますが、今日に至るまでには難航するプロジェクトもありました。そして、難しいプロジェクトのチームには「心の傷」を抱えるステークホルダーがいることに気がついたのです。
社会で出会った心の傷で苦しむ人々の姿
彼らの多くは性別や年代を問わず高い学力や優秀な技能を持っていました。しかし、人間の心を育むべき0歳から6歳頃までに「豊かな心の育ち」を阻害されるような辛い経験をしていました。それが大きな「心の傷」となり、成人後の社会生活においても他者との共存が困難になっていたのです。
多様性を受け入れる社会であるために
私たちはこのような方々に関心を持ちました。たとえ「心の傷」を抱えていても、彼らがもつスペシャルな技能や才能をビジネスや社会に役立てていきたいと考えたからです。そして、人間性や多様性を尊重し理解し合いながら協働していけるチームでありたいと願うようになりました。
テクノロジーの力で子どもの心を育みたい
心が傷ついたまま成長し社会生活での協働や人間関係に苦しむ人々を一人でも減らすために何から始めれば良いのか?この問いからスタートした私たちは、これまで企業向けDX事業で培ってきた経験と技術を「保育を改善するためのソリューション開発」というミッションを持ちました。
私たちのテクノロジーが、保育における「運営課題・業務課題」を改善させることを目指しています。さらに、保育施設や送迎バス環境などにおける「安全性の向上」の推進も行っています。
全ての人々が互いに尊重し、共存し合い、人生を通して豊かな心で生きられる社会を生み出していくために、私たちチャイルデータはテクノロジーで子どもの心を育む事業に全力で取り組んでいきます。
2022年10月4日 株式会社CHILData 一同
EQとは「人の気持ち」が分かること
アメリカでの調査報告によると「ビジネスの成功は20%のIQと80%のEQである」ともされています。コミュニケーションスキル・リーダーシップを求められるビジネスやチームプロジェクトにおいて、必要とされる能力こそがEQ=人の気持ちが分かる能力なのです。
EQとは、Emotional Intelligence Quotientの略称で、日本語では「心の知能指数」などと呼ばれることもありますが端的にいうと「自分自身や相手の気持ち」を理解することができる能力のことです。EQは遺伝などの先天的な要素が少なく、教育によって高めることができることもわかっており、IQ(知能指数)は年齢とともに記憶力の低下などが起こりますが、自分や相手の気持ちを理解するためのEQ(心の知能指数)は歳をとっても衰えることがないとも言われています。EQは1990年に米国の心理学者ピーター・サロベイ氏とジョン・メイヤー氏によって提唱され、その後も国内外での研究は続いている理論ですが、EQをより深く理解するために以下の4つの能力分類を当社も参考にさせていただいています。
EQの4つの能力分類
Identify(感情の識別)
識別とは、気持ちを感じること。これがEQの最も重要な軸となる。まずは自分が今悲しいのか怒っているのか、自分自身の感情を識別することが大事で、それがわかれば相手の気持ちも感じとることができるようになる。
Use(感情の利用)
問題・課題を解決するために感情を生み出すこと。求められる場面で求められる行動をするために必要な感情をつくる能力だ。例えば、冷静さが必要な場面で、落ち着いた気持ちをつくり出せる能力をいう。
Understand(感情の理解)
気持ちを考えること。今起こっている感情の原因を理解し、その変化を予測する。例えば、「仕事をしたくない」という感情が起こった場合、その理由が「疲れているから」だとわかれば、「休息をとる」という解決策をとることができる。
Manage(感情の調整)
気持ちを活かすこと。1~3の能力を発揮し、望ましい決定をするために感情を活用すること。最終的にどの行動をとるべきかを決定する能力だ。
(出典:EQトレーニング(日経文庫)|株式会社EQ 取締役会長 髙山直氏 著)